スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

本を読む本

本を読む本 (講談社学術文庫)本を読む本 (講談社学術文庫)
Mortimer J. Adler

講談社 1997-10
売り上げランキング : 660
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


1940年米国で刊行された名著です。原書名も「How to Read a Book」とシンプルですね。
読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味、知的かつ実際的な読書の技術がまとめられています。

科学書や哲学書のような教養書を読書の対象にしていますが、3章に「文学の読み方」があるので、小説好きな方は参考になると思います。

読書のレベルは4段階からなります。

レベル1 初級読書
読み書きが出来る。簡単な意味での「その文はなにを述べているか」が分かる。通常小学校で学習するレベル。

レベル2 点検読書
系統立てた拾い読みが出来る。「この本はどういう種類の本で、どのように構成されているか」が理解できる。

・表題、序文、目次、巻末を欠かさず読む。
・難解な本の場合、表面読みによってとにかく通読する。
・速読ができるようになる。

レベル3 分析読書
(1) 何についての本であるか見分ける。
 ・本全体が何に関するものかを、簡潔にのべる

(2) 内容を解釈する
 ・キーワード、重要な文を見つけ著者の主要な命題を把握する。著者が解決した問題と未解決の問題を見極める。

(3) 知識の伝達
 ・分かったと言えるまでは、賛成、反対、判断留保の態度の表明をしない。
 ・批評的な判断を下すには、十分な根拠をあげて、知識と単なる個人的な意見をはっきり区別する。

レベル4 シントピカル読書
(1) 主題に関する文献表を作成し、主題の観念を明確につかむ。
(2) 一連の質問をして、どの著者にも偏らない命題を立てる。
(3) 著者の答えを整理して、論点を明確にする

レベル4の作業は非常に時間がかかるので、とくに興味のあるテーマについて行うべきでしょう。レベル2の目次を読むは、普段さらっと流していて見落としていました。丹念に目次を見るだけで、その本の構造が分かり時間の節約と理解が深くなります。

理想的な読書と良書について、以下のように書かれています。
・たくさんの本を上っ面だけをかじるのではなく、規則を守りよく読む。
・とくに自分の読解力よりもやや高いレベルの難解な本を読むとよい。
・再読により新しい何かが発見ができ、本が成長しているような本が良書

ただしすべての本で分析読書をする必要はありません。多くの書籍が拾い読みだけで十分と著書も述べています。再読により色あせて感じる本も多く、これらは優れた本とは言えないでしょう。

本書は再読したい本になりました。


何かの参考になりましたら、下のバナーをクリック頂けると嬉しいです。 にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ 人気ブログランキングへ


comment

Secret

プロフィール

ac360

Author:ac360
20代後半

アカデミ系読み物、投資、英語、文章読本、ビジネス系書籍に興味あり。自分の能力を高められるような読書を継続していきたいと考えています。

投資:
投資額は全資産の20%以内に抑え,インデックス積立中心にやっています。

TOPIX ETF(1306)
eMAXIS先進国株式
eMAXIS新興国株式
STAMグローバル株式
STAMグローバル債券
その他もろもろ

英語:
TOEIC 920 (L465 R455)
CNNは半分も分かりません。960点位取りたいです。
TOEICお勧め書籍まとめ

文章読本:
文書読本お勧め書籍まとめ

トップページをはじめ記事へのリンクはフリーです。
コメント,TB歓迎。相互リンクも募集中!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
人気記事の紹介です
ブログパーツ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
リンク
良く見に行くブログです。
このブログをリンクに追加する
ランキング
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
人気ブログランキングへ
よみました
ac360さんの読書メーター ac360さんの読書メーター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。