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「超」文章法

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「メッセージこそ重要だ」
いわゆる文章読本なのですが、始めに釘を刺されます。文章の書き方によって読者は時として不快感を感じることがありますが、8割はその内容で決まります。書きたくてたまらない内容であれば、文章法については許せるというスタンスです。このような筆者の主張ですので、文章法というよりも文章のメッセージ構成法について多くのページが割かれています。

ではメッセージが固まらないときは、どうすればよいのか。ひとつの方法として「一つは二つ、二つは一つ」で考えろと著者は述べています。一つのことについて異なる視点を持つか、異なることについて統一した考えを見つけることがメッセージ構築の手がかりになります。ケネディ大統領の
「国家が個人のために何ができるかではなく、個人が国家のために何ができるかを考えよ」
もこれに相当するでしょう。

対立する視点を与えることで、主張する点をさらに強調できるようになります。著者は3つの視点を出すとそれぞれの区分けが不明瞭となり良くないと述べていますが、拡張し「AかBかではなくて、Cだ」という第三の新しい視点を出すことも有効だと思います。オバマ大統領の演説には頻繁に使われました。
「ブルーステーツかレッドステーツではなく一つのアメリカ合衆国だ」
「大きな政府か小さな政府かではなく、何が機能するかだ」
これはメッセージの新規性がきわめて強調される優れた手法だと思います。

一方、文章法として特にこの本で強調されていることは、責任回避をするような曖昧な書き方を避けよということです。例えば、
「抜本的税制改革の基本方針は、すべての企業や個人が21世紀の経済環境の中で適切に経済活動が行える基本条件を整備し、もって日本経済発展の基盤をつくることにおかれなければならない」
という文章を見るが、これではまったく何を言っているのわかりません。具体的に「メッセージ」を書く必要があります。本書はそのことに大変重きをおいているようで、逆に逃げの表現がないことで、引っかかったり、著者の自慢に聞こえたりするところが多々あります。要はある程度、引っかかる位メッセージ性が強い方が、内容のない逃げの文章よりはましということです。メッセージの明確化に気をつけ、これがわかってきたら、次に不快にならない書き方に挑戦することとします。

あとは技術的な点として以下が挙げられています。文章の出だしと終わりを特に気をつけよ。よほどの執筆家でなければ始めの一行でつかみがなければそもそも読んでもらえない。最後の文章で全体の印象が大きく決まる。
今回は出だしに気をつけてみました。最後に私の本書に対するメッセージは、「一つは二つ、二つは一つ」を使って、
「強いメッセージを持つ文章は書き手として大成功だが、読み手として不快」

いくつかの文章読本を読み、共通して書いてあることがわかってきました。あとは谷崎潤一郎や三島由紀夫といった文章読本のはしりとなった書籍を読みたいです。


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comment

Secret

No title

はじめましてこんにちは明けましておめでとうございます…って何かこの時期は、挨拶の仕方に困りますね。

コメントいただいていたのに、なかなかお返事できずにすみません。
しかも、「境界要素法」なんていう個人的には恥ずかしいことしか書いてない昔の記事まで読んで頂いたようで…
もちろん、リンクさせて頂きました。見たまんまの更新頻度ですが、できれば長くよろしくお願いします。

ところで、「超」文章法ですが、記事読ませて頂きました感じ、面白そうですね。
「超」も「凄い」っていう意味じゃなくて、元々の意味で使われている訳ですね?
いや、素晴らしくわかりやすい記事、感じ入りました。

読ませて頂きました感じ、文章の書き方系の記事が多いみたいですね。
内容まで、参考にさせてもらいます。

では、はじめから長々と申し訳ありません。失礼しま…

…あ、そういえば、全然関係なくて恐縮ですが、土木は落ち目の学問なんで、必死な人は使えるものを必死で探しているみたいですよ。

…というわけで、失礼しました。

MaThyさんへ

明けましておめでとうございます。
コメント有難うございます。本ブログも時間のあるときにマイペースに続けていけたらと思っています。

「超」は前著の「超」整理法にあやかったものと思われます。

土木は落ち目なんですか?(笑) 高度経済成長期に造りまくったダムや橋などが、20年近くたち大分ボロが出始めていると聞きます。民主党政権下ではなかなか難しそうですが、一回りして建設ラッシュこないですかねぇ。。。
プロフィール

ac360

Author:ac360
20代後半

アカデミ系読み物、投資、英語、文章読本、ビジネス系書籍に興味あり。自分の能力を高められるような読書を継続していきたいと考えています。

投資:
投資額は全資産の20%以内に抑え,インデックス積立中心にやっています。

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